依頼の内容・背景
依頼人は、出産時の出血に際し、C型肝炎ウィルスが混入した血液製剤を使用されたため、慢性のC型肝炎に罹患していましたが、集団訴訟を好まなかったことから当事務所に相談に訪れました。
弁護方針・対応
C型肝炎訴訟は、国が認める血液製剤を特定すれば和解に応じることが薬害肝炎訴訟全国弁護団との間で合意されていたが、同情報は秘匿されていたので、当時東京地裁や大阪地裁で出された裁判例を分析し、血液製剤を特定した上で提訴することとした。
解決結果
さいたま地方裁判所に訴えを提起し、第1回弁論期日で和解を成立させ、当時認められていた肝炎罹患者に対する和解金2000万円を得ることができました。